入ってすぐに、樹齢推定60年の枝垂桜が目に飛び込んできます。“春にはさぞ、風情があるだろうなぁ”と思いを巡らせるのも楽しいですね。左手には一面オカメザサに覆われた小廬山の一画があります。藩主頼房の求めにこたえ、林羅山が清水寺付近を含む築山一帯を中国にある名山「廬山(ろざん)」に因み名付けたと言われています。
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水田、松原を抜けると、自然の地形を利用し神田上水を引き入れた大泉水の景観が展開します。池の中ほどには、3代将軍家光の創意と、名匠徳大寺佐兵衛(とくだいじさへえ)の苦心の作といわれる蓬莱島(ほうらいじま)があります。
圧巻の紅葉林が開けます。視線を水面に向けると、大泉水に映る木々の姿もとても鮮やかです。
小石川後楽園