町会の北側には木場公園の緑があり、町会を取り囲む大通りには街路樹が植えられています。緑化推進プログラムをきっかけに、住民に緑の重要性が認識されたことで、まちの周りにある緑のポテンシャルをまちなかへ、自分の暮らしへとつなげようという緑化主体が生まれました。
もともと住民同士のつながりが強く、地域の活動は熱心に行われていました。モデル地区に選ばれたことをきっかけに緑のまちづくりの機運が高まり、個々の思いが形になり、緑がつながることで、街並みが変わりはじめました。
平成23年~25年度のモデル事業実施期間で合計21箇所が緑化されました。
路地裏は下町らしく、園芸好きな様子が伺えましたが、マンションの前はよそよそしく、統一感を感じられないまち並みになっていました。
25年度は、これまで緑化した箇所とつながるよう緑化施工が行われ、永代通りの両側の店舗なども加わりました。
18:G邸
19:O邸
20:V邸
21:I邸
24年度は、前年度の緑化実施箇所から緑をまちに広げることを目指して、7箇所で緑化が行われました。通りの緑がつながり合い、まちの景観が変わりはじめました。
11:K低
12:D低
13:M低
14:C邸
15:B低
16:E低
17:E邸
23年度は、立地特性に合わせて「まちの顔づくり」、「中央の通りづくり」、「マンションの顔づくり」、「路地裏のコミュニティづくり」の4つのテーマに沿って緑化が計画され、10箇所で施工が行われました。
1:紀伊国屋
2:Hマンション
3:Yマンション
4:I邸
5:Pマンション
6:Rマンション
7:F邸
8:T邸
9:ソルシェ
10:鈴木クリニック
個々の思いを引き出すワークショップ(STEP2)を経て、スケッチでのデザインプレゼンテーションが行われ、その個々の思いをつなげたときの、まち全体のイメージが共有されました(STEP3)。
緑がつながると、通りの環境が形成されます。緑は、景観だけでなく、風をつなぎ、体感的な心地よさを創り出します。さらに、緑を活かした潤いのあるライフスタイルが、住民間のつながりを生み、街を豊かにしていきます。
町会主催のイベントと共催する形で、地域の方々へ緑の効果を伝えるイベントが、パークサイド21で開催されました。フィールドリーダー養成講座の受講生も講座の一環として参加しました。