久我山駅を中心に、南には神田川と玉川上水、北には旧人見街道が通り、武蔵野の面影が感じられる緑豊かな地域です。商店街から横道に入るとすぐに住宅街となり、大きな樹木や緑豊かな景観が多く残っています。「地域は里山、まちは雑木林」を合言葉に「子どもにふさわしいまち」や、「公園のような水と緑のまち」をめざしたまちづくりを進めています。
6月上旬に行われる「ホタルまつり」は、神田川や玉川上水をはじめ、久我山周辺の各所に人工飼育したホタルを放流して行われるもので、久我山の自然を背景にホタルが飛び交う幻想的な様子を見ることができます。商店会では、他にも、「涼風体感と打ち水大会」(8月)、「久我山ピカピカまつり(イルミネーション)」(12月~1月)など、地域の環境を活かしたイベント活動を活発に行っています。
平成20年~22年度のモデル事業実施期間で合計21箇所が緑化されました。
一歩入った住宅街には緑豊かな景観が広がっていますが、商店街には緑が少なく、夏、ゆるやかな上り坂のある商店街は、照り返しなどでとても暑そうでした。
お休み処
浅くさ中村屋
久我山は商店街モデルとして3年目を迎え、店同士が協力してイベントを行うようになりました。複数の店先の緑がつながりあうと魅力的な環境がうまれます。
22年度は前年度の緑化実施箇所と緑をつなげることを狙い、3カ所で施工が行われた。
19:ギャラリー藍ダンコウバイ・キンカン・ジューンベリー・ハイカンツバキ
20:久我山ニューハイツヤマボウシ・アカシデ・ノムラカエデ・エゴノキ・オアガタマノキ
21:久我山駅前アオダモ・ヤマボウシ
20年度の施工箇所に続き、6店舗(うち同ビル内店舗が3店舗)で、まちなか緑化の施工が行われました。また、杉並区「新・千客万来・アクティブ商店街事業」の助成金を受けて、さらに、5台の可動型プランターと10台のプランターが設置されました。
9:メガネセンターサルスベリ・ウグイスカグラ
10:倉田ビルアカシデ・ツリバナ・アブラチャン・ニシキギ
11:田中ビルアオダモ・オオモミジ・ヤマボウシ
12:アンローゼモミジ・クロモジ
13:マルスズジャイジャイカーヒサカキ・マユミ・コハウチワカエデ
14:西武信金ヤマボウシ
15:ピーコックマルバノキ・ガマズミ・ウメモドキ・ヤマボウシ
16:久我山駅前エゴノキ・オオモミジ・シラカシ
17:豆の木ハウチワカエデ
18:ベアハイツソヨゴ・マユミ・オオデマリ・アオハダ
久我山駅前を中心として点在するように、計9箇所の緑化施工が行われました。西武信用金庫前には緑とベンチが設置され、買い物客のお休み処として活用されています。
1:和花エゴノキ
2:西武信金アカシデ・ツリバナ・アブラチャン・ニシキギ
3:ライムライトカメラハウスナツハゼ
4:久我山駅前エノキ・モミジ・ウグイスカグラ
5:関口花園ヤマボウシ
6:コニファーエゴノキ
7:向い野ハイムアオダモ・ヤマボウシ・ナツハゼ
8:ベルフォーレハクウンボク・キンカン・ダンコウバイ
個々の思いを引き出すワークショップ(STEP2)を経て、スケッチでのデザインプレゼンテーションが行われ、その個々の思いをつなげたときの、まち全体のイメージが共有されました(STEP3)。
商店会が主催となって、今度は地域の方々へ緑の効果を伝えるイベントが、久我山駅をすぐ降りたところにある久我山橋にて行われました。
涼風体感コーナーの設置と打ち水大会の様子
久我山商店会では、「まちなか緑化」と合わせて、「杉並区・新千客万来・アクティブ商店街事業」の助成を申請を行い採択されました。これにより、個別店舗前や久我山駅前での緑化が行なわれ、「まちなか緑化」との相乗効果にて、まち全体に緑のつながりが広がりました。
駅前の可動式プランター
ベンチとしても利用が可能
可動式プランター
移動して、イベントブースとして活用
プランターによる緑化