小峰公園・小峰ビジターセンター
こみねこうえん・こみねびじたーせんたー
自然情報
2022年03月24日
小峰公園で見られる旬の自然情報を紹介します。
①杉の木広場の見どころ『ナガバノスミレサイシン』
聞きなれない響きの名前を持ちますが、ナガバノスミレサイシンもれっきとしたスミレの一種。サイシンという植物の葉を細長く引き伸ばしたような葉っぱを持つことから、この名が付きました。
ナガバノスミレサイシンが見られる場所:杉の木広場
②ホオジロ尾根の見どころ『シュンラン』
ホオジロ尾根の道すがら、ぽつぽつとシュンランの花が咲いています。
白、桃、黄色のグラデーションに、幽玄な美しさを感じさせられる不思議な花。加工して「蘭茶」として慶事に振舞われるなど、人との文化的な関わりも深い植物です。
シュンランが見られる場所:ホオジロ尾根、里山尾根
③桜尾根の見どころ『アブラチャン』
桜尾根中ほどの分岐からわき道に入ると、黄色い花を咲かせたアブラチャンの木が見えてきます。
名前の「チャン」はアスファルトなどの瀝青(れきせい)を意味し、「アブラ」と重ねることで、非常に油分に富んだ植物であることを示しています。
アブラチャンが見られる場所:桜尾根、谷戸田
④ひのき広場の見どころ『ヨゴレネコノメ』
ひのき広場の足元で、ひっそりとヨゴレネコノメの開花が始まりました。
イワボタンの変種として知られるヨゴレネコノメですが、黄緑と黄色の2色で構成されるイワボタンとは異なり、紅紫色の花と、掠れた抹茶色の葉にクリーム色の絵の具をこぼしたような色味が特徴です。
ヨゴレネコノメが見られる場所:ひのき広場、冒険広場
ご不明点がありましたら、ビジターセンター窓口までお問合せください。
※園内の動植物の採集・持ち出しはご遠慮いただいております。