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季節の生きものコラム
初夏の水辺は、冬眠から目覚めたカエルたちでにぎわいます。コロロロ・・・、ゲッゲッゲッ・・・、グガガッ・・・。いろいろなカエルの合唱が聞こえてくるでしょう。
水の中をのぞいてみると、魚や虫が見えてきます。同じ水辺でも、湿地、田んぼ、池、小川、大きな川など、環境の違いによってすんでいる生き物が違っています。
多摩丘陵の身近な水辺の生きものをご紹介いたします。
からだは緑色のことが多く、目のあたりに黒っぽい帯があります。田んぼでさかんにゲッゲッゲッ・・・と鳴いています。
背中にたてすじがあります。カエルになってからも水辺からあまり離れません。両ほほを膨らませてグガガッ、と鳴きます。
子どものうちは茶色っぽく、大人になると多摩丘陵のサワガニは灰青色になります。一生海には行かずに沢などで暮らします。
緑色の目と、黒と黄色の横じまが目立つ日本最大のトンボ。幼虫は谷戸の小川で4~5年過ごします。成虫:7月~10月初め。
[写真]上:成虫、下:幼虫~小川~
長いあしの先の毛に水をはじく油がついていて、水面をすいすい動きまわり、水に落ちてきた昆虫の体液を吸います。
体長約20cm
口ひげが10本あるのが特徴です。多摩丘陵には、よく似たホトケドジョウやシマドジョウもすんでいます。