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季節の生きものコラム
秋の野山や水辺に舞う赤い色のトンボといえば赤とんぼ。アカネ属にふくまれるトンボの仲間たちです。
童謡などでもおなじみの親しみ深い愛称で呼ばれるトンボ達ですが、ハネの模様や胸の模様といった外見的な特徴や、成虫があらわれる時期や好みのすみかといった生活史には種類によって様々な特徴があります。どんな赤とんぼに出会えるか、近くの野山に出かけてみませんか?
体長:40mm程度
平地の水辺で羽化した後、山へ移動。秋になると産卵のために低地へ帰ってくる。
体長:38mm程度
成熟したオスは目まで赤く染まる。低地の茂みで夏を越すため早くから姿を見る。
体長:34mm程度
ハネの先端よりやや内側に褐色の帯がある。深山の名をもつがむしろ開けた山すそにくらす。
体長:35mm程度
顔に眉のような黒班があるのが特徴。メスのハネは透明なものと先が褐色になるものがある。
体長:40mm程度
ハネの先は褐色。胸の2本目の黒い帯が3本目とつながる。成熟したオスは全身が赤い。
体長:40mm程度
名前のとおり、ハネのつけねが黄橙色になる。胸の太く黒い帯も特徴。
体長:45mm程度
南から北へ移動しながら繁殖を繰り返すという生活史をもつ。よく群れになり、海も渡る。
※赤トンボのようだけれども、アカネ属ではないトンボ
体長:45mm程度
未熟なうちは淡い橙色だが、成熟したオスは全身が真っ赤に染まり、美しい。尾はやや幅広。
※赤トンボのようだけれども、アカネ属ではないトンボ